全日空ボンバル機 車輪トラブルは製造ミス
全日空の小型旅客機ボンバルディアDHC8―400(最大74席)が昨年、車輪が格納できなくなり出発空港に引き返すトラブルを繰り返し起こしたのは、脚を動かすための油圧系統に製造段階でのミスがあり、空気の混入が原因だったことが27日、分かった。同じタイプの機体は世界で約800機が運航または運航予定で各国の航空会社に影響を与えそうだ。
トラブルを繰り返したのは全日空に納入された第1号機。同社とボンバルディア社(カナダ)が合同で設置したプロジェクトチームが調査していた。他の同型機にも電気系統などが原因のトラブルが多く、今後、プロジェクトチームがさらに調べ、原因究明を図る方針。
問題の第1号機は昨年2月(大阪―松山)に主脚が、同年10月(大阪―高知)にはすべての車輪が、出発直後に格納できなくなり、大阪空港に引き返した。いずれも油圧系統に混入した空気の影響で、油圧ポンプが故障したことが原因だった。
昨年春に発足したプロジェクトチームが同年11月、油圧系統の配管から油を抜いて調べたところ、配管の接合部約20カ所のすき間から空気が入る状態になっているのが見つかった。
ボンバルディア社は、このうち1カ所をカナダの本社に持ち帰って分析。今年に入って製造段階のミスだと分かった。
現在は金属製のテープですき間を覆い空気混入は止まっているが、ボンバルディア社が3月に出す予定の最終報告を受けて、問題部分の交換などをする予定。
他の同型機には空気混入は見つかっていないが、車輪格納扉が閉まらないなどのトラブルは多い。全日空は「今後のローカル路線の主力になる機種であり、きちんと調べてトラブルをなくしたい」と話している。
ボンバルディア社のホームページによると、昨年末現在、世界で721機が運航され、80機の注文を受けている。
高知―大阪線に初導入
車輪格納の油圧系統の製造ミスが明らかになった全日空のDHC8―400の第1号機は平成15年11月、高知―大阪線に同社として初めて導入された機体だった。現在、大阪、名古屋発着便を中心に12路線で計11機が就航し、高知―大阪線の1日14往復28便すべてを同型機で運航しているが、機体のトラブルによる欠航や引き返しが後を絶たない。
昨年末までに、電気や油圧系統の故障による欠航は全国で計84回、引き返しも計14回に上る。高知線が欠航46回、引き返し8回といずれも過半数を占める。
離陸後に車輪が格納できなかったり、未格納を示す警告灯点灯による欠航・引き返しは全国で計8回あり、いずれも昨年発生。高知―大阪線でも1回あり、同10月26日に大阪発便で車輪が格納できなくなった機体が第1号機だった。
同型機はプロペラ機ながらジェット機並みの速度と騒音の低さから、国産のYS11の後継機として、全日空や日航グループが導入を進めている。
やっと原因究明がつかめました。
製造段階でのミス
製造段階でのミス
製造段階でのミス
あってはならないことですよね。私も昨年はじめてこの機体に乗って乗り心地は良かったのだから。
かといって1月22日のニュースに「伊丹空港を離陸した松山行きのANA機(ボンバルディアDHC8―402型機)が、三つあるすべての車輪が格納できなくなった」とありました。
「お散歩日記」より
ボンバルディアDHC8―402型機
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